宮治のこと

2019年10月2日

最終更新:2022年5月19日

入籍6周年で考える夫婦のパートナーシップとは

我が家には毎年大切にしている記念日が年6日ありまして、本日10月2日はその中のひとつ、入籍記念日です。

今年で6周年、7年目を迎える夫婦なのですが、あまりにお互い自由気ままに生きているからか、結婚していると思われなかったり、夫婦関係がうまくいっていないのではないのかと心配されたりしています笑

そしてどうやら「変わっているパートナーシップ」で成り立っている夫婦みたいですが、正直なところ変わっている自覚はありません。

ただ「パートナーシップについてどう考えているのか知りたい、参考にしたい」という話を聞くことが増えたので、記念日記念にちょっぴりまとめてみたいと思います。

あくまでも私の主観全開で「これが正しい」とか「こうしたら良いよ」ということではなく、ひとつの夫婦の形で、かつ妻サイドの話ということなので、その点だけ予めご了承ください。

結婚願望ゼロから、いつの間にか結婚へ

まずそもそもの前提として、私には結婚願望は(今でも)全くなく、結婚に夢を見たことも(昔から今でも)ありません。

そんな私が夫と出会ったのは、2012年10月のフォトリーディング講座

この時の受講生は30人以上だったこともあり、「あれ?この人挨拶したっけ?まっ、いいか」と思いながら、最後の最後に挨拶したのが夫でした。

今でこそ「学びの変態」が定着し、「神社検定1級」から「パワースポットマイスター」の道を歩み始めたりと個性的な夫ですが、当時は「the税理士」の超お堅い感じで「気難しそうな人」「怖そうな人」「敷居が高い人」としか思わず、今思い出せる印象もほとんどないです。

そして、当時の私はというとワーカーホリックだったこともあり、「男性の存在は邪魔」としか思っていませんでした。

実際好意を持ってくださる男性がいても、仕事の都合で会うことがままならずだったので、とにかくめんどくさいだけ。

そんなこともあり結婚願望はゼロ、皆無でした。

ただフォトリーディング講座後、私が主催する読書会や私が参加する勉強会などに夫も参加していたので、気付いたら「気難しそうな人」から「なんかよく分からないけど、よく一緒になる人」に。

そこから何度がご飯を食べに行く機会があったりしたのですが、それが今に至るきっかけになったと思います。

「その食事が楽しかった」とかいうよりは別の理由で、です。

当時人材ビジネス業界にいた私は、スタッフ面談の対応をしたり、スタッフが出社していないとなれば家庭訪問したりと突発的な対応を日常的にしていたので、人との約束がしづらい状況でした。

約束しても遅刻したりドタキャンしたりするくらいなら「初めから約束しなければいい」という気持ちになってワーカーホリックに拍車をかけていたのですが、なぜか夫とはご飯を食べに行く約束をしたんですよね。(これは今でも私の七不思議)

当日は案の定かなり遅刻したのですが、事務所で淡々といたって普通に「仕事していたので大丈夫です。気にしないでください」と明らかに今まで出会っていた男性とは違うリアクションでした。

それが数回続いても全く態度が変わらなかったので「この人は本当に気にしていないのか」と思え、「この人なら自分の生活のリズムを崩さずに、邪魔されずに一緒に過ごせるかも」という気持ちが芽生え始めて……気づいたら結婚することに。

このあたりの自分の心境はうまく言語化できないのですが「この人といたら楽しい」というよりかは「この人とならパートナーシップ築けるかも?」「自分を変えなくても生きていけるかも?」「一人より二人の方が人生楽しめる?」などという気持ちがあったのだと思います。

そんなこんなで急に結婚を決めたので、家族を含め友達や会社の方も驚かせてしまいましたが、人の気持ちはいつどこで変わるかなんてわからないと身をもって実感しました。

パートナーシップの基盤は、信頼・尊重

私が心配される鉄板の質問が3つあります。

「旦那さんが飲みに行く頻度が多いのは嫌じゃないのか?心配じゃないのか?」

「頻繁に東京とかあちこち行っているみたいだけど、さびしくないのか?」

「“学びの変態”とか言って、自己投資にお金使われすぎて困っていないのか?」

答えはいたってシンプルで、どれも全く気にしていません。

というよりも、私もほぼ同じなので人のことは言えません。笑

「夫が飲みに行く=晩ご飯を作らなくていい=楽できる―!」とむしろ仕事が忙しかったりすると飲みに行ってくれた方が超気が楽なので、どちらかというとウェルカム。

飲みに行くくらいで心配になるような人とは初めから結婚しないので、心配もないです。

東京とかへの遠征は、夫は飛行機に乗ってどこかに行くことがなかった人なので、むしろ行動的になって良かったなと思っています。

結婚当初は「えっ?ライブで名古屋とか行くの?」と驚いていた夫も今ではフットワーク軽くあちこち飛び回っているので「楽しそうで良かったな」という感情しかなく、さびしいという感情はかわいげなく1ミリもないです。

自己投資にお金を使うのも別に何とも思いません。

夫が自分で稼いだお金は自分の好きなように使えばいいと思いますし、我が家はDINKsなので目くじら立ててどうこう言う必要もないというのもあります。

一番お金を使っているのが自己投資(学びや健康)で、一番リターンも多い投資なので、何も困ることないですし、6年間の夫を見ていると投資したことがちゃんと返ってきているのかなと思いますので。

鉄板の質問はどれも束縛や嫉妬が根底にあると思いますが、それよりも相手を信頼して尊重した方が自分も心穏やかに過ごせますし、相手からも信頼してもらえたり尊重してもらえます。

パートナーシップの基盤は信頼・尊重に尽きるというのが6年間で感じていることです。

例えば私が大切にしている記念日。

記念日をお祝いする習慣がなかった夫が私の想いを尊重して毎年しっかり時間を作ってくれていることを嬉しく思っています。

これからのパートナーシップ

さて7年目を迎えたわけですが、7年目以降はビジネスパートナーシップを強化していけたらと考えています。

私が対応している人事領域の仕事に関しては、「税理士×社労士」の夫の方がプロの観点で対応できることも多いと思います。

また、夫のお客様で社員研修や社員のキャリアコンサルティングを希望されている場合は、私が講師やコンサルタント、カウンセラーとして対応できるかなとも思います。

色々な連携を描きつつ、整理したうえで展開していくのが当面の目標です。

結婚した時から夫は個人で仕事をしているので、見習うところや勉強になることも多いです。

一方で私の方が会社員としてのキャリアは長く現場のことは詳しいので、お互い強みを掛け合わせ、弱みをカバーしながら、我が家なりのビジネスパートナーシップを築いていけるよう頑張ります。

6周年のお祝いで過ごしたかったお店

最後に6周年をお祝いしたお店についてもご紹介。

今回のお店は私が選びましたが、2周年のお祝いもした「ミクニ サッポロ」一択でした。

どうしてまた同じお店にしたかというと、結婚1年目は育ってきた環境の違いからか新しい生活に慣れるのに必死で結構大変だった中、少しずつ慣れてきて「夫婦っていいもんだな」としっかり思えてきたのが2周年の時だったので、どこか原点回帰したい気分だったのです。

当時を思い出しながら、美味しい食事を楽しみ、今後の戦略会議もできて楽しい時間を過ごせました。

ランチのコース料理もディナー同様に本格的!

秋を感じる素材が本当に新鮮で、どれもとても美味しかったです。

もうひとつ「ミクニ サッポロ」に決めた理由は、私が所属している「AFTER SCHOOL」のメンバーが働いているお店だから。

美味しい食事を楽しめるお店はたくさんありますが、最近私が大切しているのは「何をするか」よりも「誰とするか」なので、信頼できるメンバーが働いているお店で大切な時間を過ごしたかったのです。

伊賀さん、スタッフの皆さん。

素晴らしいおもてなし、心遣いを本当にありがとうございました。

パートナーシップは人それぞれ。当人同士が心地よい関係性なのであれば、他の人がどう思おうと全く関係ないと思います。

大切なのは、自分の気持ちに耳を傾け、自分の気持ちに素直に選択をし続けること。

この6年、それなりに色んな波はありましたが、私自身が夫と生きる選択をし続けている、そしてきっと夫も私と生きる選択をし続けている、それが夫婦のパートナーシップが続いている理由です。

7周年をもっと成長した2人で迎えられるようより一層前進してまいります。

7年目の「チーム宮治」もどうぞよろしくお願いいたします。


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2019年10月2日

最終更新:2022年5月19日

宮治 有希乃さんの写真

宮治 有希乃Miyaji, Yukino

組織人事コンサルタント

2007年よりITベンチャー、人材ビジネス業界で人事労務・人材育成に携わり、現場の最前線で人材採用から社員育成・定着化、人事制度構築、キャリア支援などを経験したオールラウンダー。2018年10月に寄りそうコンサルタントグループ HR LABOを立ち上げ、独立。 現在は、組織人事及びキャリア領域で「組織の人間関係を読み解き、働きがいのある職場環境を整えること」に注力。多角的組織診断を活用した組織活性や採用・定着化、人材育成を中心に活動している。※支援企業:300社以上、対人支援:延べ7,200人以上の実績あり。

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