就職活動に腕時計は必須アイテムか?

私の住む札幌も少しずつ春の兆しが見え始め、暖かさを感じる日が増えてきました。

秋好きの私は、花粉症になりやすい春をあまり好きとは言えないのですが、それでも春が近づいてくるとどこか「新しいスタート」という気持ちが高まります。

10年以上就職や転職にかかわる仕事をしているので、4月1日という日が節目のような感覚になっているのかもしれません。

直近の4年間は採用担当として企業側の活動をしていましたが、今年は某大学の学生さんを対象に、就職活動のサポートをしています。

一般的に必要な就職活動のマナーとかお作法もお伝えしていますが、私が本当に伝えたいのは、自分自身の気持ちとの向き合い方。

どんな人生を生きていきたいのか、どんな未来を描くのか。

そして、その描いた未来は、いつどんなタイミングでも軌道修正できるし、何度でもやり直せるということ。

だからこそ、この就職活動で一番大切にしてほしいのは、自分自身の軸をみつけること。

この話は、また別の記事でじっくりまとめていくとして…、今回はよく質問を受ける「就職活動に腕時計は必須なのか?」ということについて考えていきます。

▲自分の軸をみつけるのに役立つのが「メモの魔力」で紹介されている1000本ノック。質問に答えることで自分の大切にしていることに気付くきっかけにもなるので、学生に全力でオススメしたい1冊です。

腕時計をしなくても、マナー違反ではないけれど

「ビジネスシーンでの腕時計は必須アイテム。つけていないのはマナー違反である。」という意見があることは十分承知していますが、私個人の見解としては、マナー違反ではないと考えています。

ただ「腕時計をしないことで不便だったり、困ったり、冷や汗をかく機会はある。」という実感があるので、就職活動に限らずビジネスシーンでは腕時計はした方がいいとオススメしています。

なので、学生にも「腕時計はした方がいい。」と伝えています。

そう伝えると「時間はスマホで確認できる。」「どうせ部屋には掛け時計があるから、時間が分からないことはない。」「腕が重くなるから嫌だ。」という話が出てくることが多いです。

確かにスマホがあれば時間は確認できます。

実は私も昨年夏に会社を辞めてから全く腕時計をせず、スマホだけで時間を確認していました。

特に夏は日差しが強く、腕時計の跡が腕に残る「時計やけ」が嫌なのもあり、完全に腕時計の存在が私の中から消え去っていましたし、その間特に困ったことも全くありませんでした。

スマホを出しづらい時も部屋には掛け時計がありましたし、他の人に時間を聴ける環境で、不便も感じなかったのですが…。

昨年末に腕時計をしていないことで冷や汗をかき、仕事に支障が出そうになりそうな出来事があり、それ以来必ず外出する時は腕時計をするようになりました。

スマホも壁時計もない状況での時間把握の難しさ

その冷や汗ものの出来事とは…。

昨年12月に開催された札幌シティジャスの飲食コーナーで働いた時のことです。

飲食系の仕事は大学時代に餃子とカレーのみよしの(札幌のソウルフードでかなりオススメ!)で働いた時以来なので、まさに20年ぶり。

ド素人感満載で、与えられた役割を果たすことに必死な中、リーダーからこんな指示が出ました。

「●時になったら、▲▲に集合してください。」

「●時になったら、■■してください。」

「●時になったら、ラストオーダーを取りに行きましょう。」

その指示と同時に、私以外全員が腕時計を確認しはじめます。

そして、腕時計を見ながら時間把握をしています。

私はというと…。

腕時計はしていませんでした。

スマホはポケットに入れていましたが、すでに暗転していた会場でスマホを出して時間を確認する勇気はありませんでした。

イベント会場に掛け時計は一切ありません。

結果、時間把握が全くできませんでした。

今何時なのかすら、わからない状態だったのです。

かなり焦って、冷や汗というよりも、血の気が引いたと表現したほうがいい心境になりました。

そこから、具体的な業務指示に話が進みましたが、時間把握できないという事実が、私の集中力をそぎ続ける結果に…。

仕事中は、自分の中にある時間感覚を頼りに、要所要所で他のスタッフの方に「そろそろですよね?」「そろそろですかね?」とさりげなく時間を確認しながら、何とか仕事を終えることができたものの、疲労感がドッと増した気がします。

もちろん、ストレートに「何時ですか?」と尋ねても、何も問題はなかったかもしれないのですが、腕時計をしてない恥ずかしさが勝り、まどろっこしい表現しかできませんでした。

備えあれば憂いなし、腕時計を身につけよう

札幌シティジャズの仕事は2日間でしたが、2日目は腕時計をしたことで心のゆとりが全然違いました。

たかが腕時計。されど腕時計。

それまで存在すら忘れてしまっていた腕時計にごめんなさいをして、外出する時は基本的に腕時計をする習慣を意識的に身に付けなおしました。

就職活動でも必ず部屋に時計があるとは限りません。

スマホを頼りにしていても、急に充電が切れることもあるかもしれません。

腕時計をしていないことが理由でマイナス評価になることは限りなく少ないと思いますが、腕時計をしていた方が気持ちのゆとりを保てることが多いです。

腕時計をする習慣がないという場合も、お守り的に身につけてみることをオススメします。