「0→1」が苦手な私が気づいた「オリジナル」の形

先日、2月21日に開催する「採用&助成金セミナー」の打ち合わせで感じたことについて、Twitterでこんなツイートをしました。

何もないところからアイディアを生み出す「0→1」が得意な人、そのアイディアを広げて深めて形にしていく「1→10」が得意な人など、色んなタイプの人がいる中で、私は明らかに「1→10」タイプ。

今回の打ち合わせでも、一緒にセミナーを開催する方が、ほぼほぼアウトラインを作ってきてくれていたので、本当にやりやすくて、アウトラインを元にアイディアの種を何倍にも広げていけるな~と、とても楽しかったですし、形になっていくのも早かったです。

そして、打ち合わせを進めながら、向き・不向きってあるんだと実感しましたし、向いていることに力を入れて自信をもって得意だと言えるようになった方が、チームで仕事をする上でも役割をしっかり果たしていけると実感できました。

こんな風に実感できたのは、今年に入ってから苦手な「0→1」を追及するのをやめたからです。

「オリジナル呪縛」にもがきまくる5年間

私は、2014年に複業を始めた頃から、「自分で考えたオリジナルコンテンツをつくりたい」ってずっともがいていました。

「つくりたい」というよりは、「つくらなければならない」と自分で勝手に思い込んで、自分で自分を追い込んでいたので、自分で「オリジナル呪縛」をかけているような感覚です。

当時から取得した資格を活かしてセミナーやワークショップをやることが多かったのですが、耳にタコができるほど言われたある話が心にひっかかり、年々「オリジナル呪縛」は強まっていきました。

どんな話が心にひっかかったのか。

「家元にならないと意味がない。」「高い受講料や登録料を払ってやっても、結局のところ家元のコンテンツを伝えるだけで、自分自身の価値ではない。」という話です。

確かに話の内容は理解できるし、理解できるからこそ、私自身もオリジナルコンテンツにこだわりまくっていたのですが…。

いつのまにか「オリジナルコンテンツをつくること」が目的となってしまっていて、「オリジナルコンテンツを活用することで何を実現したいのか」という本来の目的を見失っていたなと、今は痛感しています。

自分が思いつくアイディアは、すでに世の中に存在していることばかりだし、アイディアとアイディアを掛け合わせても、やっぱり世の中に存在していることばかり。

5年経った今現在も納得のいくオリジナルコンテンツは完成していないです。

でも、この5年間、オリジナルではないけれど「宝地図」を通して、【誰かの一歩踏み出す「きっかけ」になる】という自分の軸を大切にして活動することが少しずつできてきているのも事実です。

また、社内研修も元々あった資料をアレンジしたり、市販のテキスト使ったけれど、その内容を元に伝えたことは、会社や社員に合わせて自分で考えまくったオリジナルでした。

もがいていた5年間をよくよく振り返ってみると、「0→1」のオリジナルにこだわる必要ないんじゃないか、と思えたのです。

私は、【誰かの一歩踏み出す「きっかけ」になる】ための活動がしたい。

それを実現できるなら、オリジナルである必要もない。

そう自分で腹落ちした瞬間、完全に吹っ切れました。

▲この赤いファイルは、社内研修を担当させてもらっていた会社を退職する時のプレゼント。中のメッセージカードや色紙のメッセージを読んで、私が伝えたかったことがちゃんと伝わってたんだなと分かり、本当に励みになりました。

同じコンテンツでも人によって個性が出る

完全に「オリジナル呪縛」から脱した私は、2019年に入ってすぐにずっと興味があった「キャリアトランプファシリテーター資格認定講座」を受講することにしました。(その時の様子はこちら

その講座で活用するのはもちろん「キャリアトランプ」で全員同じ。

そして、あたりまえですが同じ手順でワークを進めていきます。

ただ実際にワークを進めていくと、同じ条件で進行していても、ファシリテーターごとの個性を感じることができました。

一人ひとり、性格も違えば、バックグランウドが違います。

同じ事例であっても人によって見る観点や感じる観点が違います。

だからこそ、同じコンテンツでも、同じ手順で進めても、人によってものすごく個性が出ると分かったので、オリジナルコンテンツをつくることにこだわることないなと、改めて完全に吹っ切れました。

苦手な「0→1」にもがき続けて「オリジナルコンテンツ」をつくることにこだわるよりも、すでにあるコンテンツをとことん活用して、【誰かの一歩踏み出す「きっかけ」になる】ことに時間やエネルギーを使っていこうと決めました。

特に「キャリアトランプ」については、北海道で認定を受けている人が、私を入れて4人だけ(2019年1月現在)なので、北海道での普及活動に力を入れていきたいと考えています。

2月4日には、ジョブカフェ北海道様でのセミナーが決まっていますが、積極的に自主開催もしていきます。

▲はじめて「キャリアトランプ」を受講生として体験した時の私。ゲーム感覚で楽しく取り組んでいるだけなのに、自分の気持ちがどんどん湧き上がってくる不思議な体験でした。この体験の中でも「オリジナル呪縛」から抜けることができたと感じられたのも大きな収穫です。

やらないよりやることを選ぶ

この5年間、オリジナルコンテンツはできませんでしたが、NLPや心理学、行動科学、知的創造メソッドなどの学びを現場で実践・検証を徹底的に繰り返しました。

そうすることで、さまざまな学びがクロスし、自分の中で体系化されていき、セミナーや面談でも相手に合わせたアプローチが効果的にできるようになったのが、私の強みかなと感じています。

なので、新しいものを生み出すということにエネルギーを注ぐことはやめて、自分の強みを活かしながら、活用できるコンテンツを組み合わせて、どんどん活動していきたいと考えています。

おそらくこれからも「オリジナルじゃないと意味がない。価値がない。」と言われることもあると思いますが、いつできるかわからないオリジナルにこだわってやらないよりも、今できることを精一杯やります。

5年間、もったいなかったなと今は思いますが、それも私には必要な時間だったと思うので、これからはこの5年分の経験もふまえて【誰かの一歩踏み出す「きっかけ」になる】ための活動にエネルギーを注いで邁進していきます。

▲「価値がない」「意味がない」って言葉に弱く、結構ボディーブローのようにダメージ受けるのですが、そんな時は猫たちの言葉が励みになります。サクサク読めるし、猫もかわいいし、「ニャンとかなる」って元気もらえます。