ワークライフミックスが心地よい、元ワーカーホリック・キャリアコンサルタント宮治の30代

「働くこと」や「仕事の価値観」といったキャリアに関することをテーマにしたブログをはじめて、まずは自分はどんなキャリアを歩んできたんだろうと振り返ってみようと思い立ちました。

振り返るなら、記憶の新しい直近から!ということで、30代にフォーカスして振り返ります。

「宮治ってこんな30代を過ごしていたんだな」と、私を知っていただくきっかけになれば嬉しいです。

ひたすら筋トレした「働く力」

私はかつて自他ともに認めるワーカーホリックでした。

30代前半の約5年間です。
 

元々仕事とプライベートを区切る習慣がない私にとって、ライフワークバランスを意識した生活には魅力を感じず、仕事中心の生活を自ら選択し、とにかく働くことにフォーカスして生きていました。

 

当時、人材ビジネス会社の営業 兼 スタッフコンサルとして大型プロジェクトの立ち上げに参画していたこともあり、勤務時間自体も1日の半分以上で、ほぼ毎日終電を逃しタクシーで帰ることがあたり前でした。

また、日々起こる様々な課題をとにかく解決したくて、プライベートの時間は、仕事の課題を解決できそうだったり、自分自身の成長に繋がりそうなことを学ぶことが多かったです。

とにかく自分のキャパを広げたくて、できることを増やしたくて、毎日筋トレして、自分を鍛えている感じでした。
 

睡眠よりも仕事、食事よりも仕事、恋愛よりも仕事。

通常業務も立て込みまくっていた時期に、どうしても札幌にキャリアコンサルティングの窓口を設置したくて、資格取得のために札幌から横浜まで半年間、毎週末通ったことも懐かしい想い出です。

 

当時の働く原動力は、責任感でした。

最大650人を超えるスタッフの方の雇用を守り続ける責任、プロジェクトを安定運営し続ける責任。

そして、信頼して仕事を任せてくれた方の期待に応えたいという想い。

働くことを通じて、誰かの何かの役に立てることがあるという経験ができたことで、それまで自己肯定感が低くネガティブになりやすかった私が、はじめて自分の存在価値を感じられたのもこの時期です。

▲2008年に半年間通ったランドマークタワー。今でも横浜に行くと、当時のことを鮮明に思い出し、元気が出ます。GCDF-JApan キャリアカウンセラーの資格が取得でき、産業カウンセラーとWライセンスになりました。

過剰に「働く力」を筋トレした結果

何の疑問を持つことなく5年間突っ走ってきた私にストップをかけたのは、私のカラダの変調でした。

片頭痛が収まらない、めまいがする、視界が狭くなる…。

はじめは、年を取ってきたからかなぁとあまり深く考えていなかったのですが、明らかに体力が落ち、カラダの不調をカバーしきれなくなる日が増えてきたことに、不安というよりも強い恐怖を感じるようになってきました。
 

『このまま突っ走って、40代、50代…と生きていけるのだろうか。』 

『このまま本格的に体調を崩してしまったら働くこともできなくなるのだろうか。』 

『そもそも体調を崩してまで働くってどんな価値や意味があるんだろうか。』

 

そんな時、当時学んでいたNLP™のワークで、将来についてプレゼンする機会が重なったこともあり、一旦立ち止まって、「私はどんな未来を生きたいのか」じっくり掘り下げて考える時間を作りました。

 

そして、じっくり掘り下げて考えてまとめたプレゼン内容は、自分でもビックリの『結婚して母のような女性になりたい』。

結婚願望皆無だったので、私にとって人生最大の驚愕な出来事です。

さらに驚愕なのが、このプレゼン後すぐに、夫となる男性に出会い、誰もがビックリする速さで結婚したこと。

そして、結婚を機に家事以外、働くことを休むと決めたこと。
 

こうして家事以外の働くことを休んだ私でしたが、日常に溶け込みすぎて達成感を感じづらく、物足りなさを感じ始めました。

家事は突き詰めれば突き詰めるほどやりがいがある仕事ですが、私は突き詰めるまでのめり込めなかったのです。

家庭以外で働くことで得られる楽しさや達成感、充実感。

そして少しでも何か社会とつながっていたい、役に立ちたいという想いが忘れられず、結婚3か月後に再就職しました。

▲NLPプラクティショナー講座の修了式。NLPは、脳の仕組みに興味があって学びはじめました。約2年間、再受講したり、アシスタントに入ったりしながら継続学習することで、頑固な私も物事を柔軟に捉えられるようになれました。

「働く」って何だろう

この再就職では、会社の仕事よりも家事にフォーカスしようと決めていましたが、気づけば会社の仕事にフォーカスした生活になっていました。

最低限ながら家事もやると決めていたので、自分のペースをつかむまでは、正直精神的にきつかったです。

加えてずっと実家暮らしで、気ままな生活しかしてこなかったので、生活習慣や文化が全く違う人との共同生活に慣れることにも必死でした。

それでも何とかペースをつかんできたと思えてきた2017年のある日、再び私のカラダがストップをかけてきました。

何の前兆も感じないまま、バセドウ病だと診断され、同時に巨大な子宮筋腫がみつかったのです。

全く無自覚だったので、人生2度目の驚愕です。
 

病気そのものが原因ではなく、薬の副作用で体調を崩したり、人生初の入院・手術なども経験し、必然的に働くスタンスを見直さざるを得ない出来事でした。

現在は治療のおかげで数か月に1回の定期健診だけで健康を取り戻すことができましたが、ここまで体調を戻すには1年半ほどかかりました。

この病気になったのは、過去のワーカーホリックが原因だという人もいましたが、正確な原因は分かりません。

ただ、明らかに健康について無頓着すぎたのは事実なので、病気をきっかけに人生ではじめて健康にフォーカスする生活にシフトしていきました。

そして、まだまだ先だと思っていた親の闘病と真剣に向き合う経験も重なり、自分の中の働くことの価値や意味が変化してきています。

ずっと会社員として働くことにこだわっていた私が、フリーランスに転向したのも働く価値や意味の変化の結果です。

今も変化し続けていて、きっと生涯変化し続けると思っていますし、変化し続けていいと思っています。

 

 

「働く」って何だろう?

 

 

明確な答えがないテーマだからこそ、私自身も働くことに悩み、迷い、葛藤しています。

「キャリアコンサルタントなんだから、明確な答えを持っているよね?」とたまに厳しく詰められることもありますが、環境の変化や人との出会い、経験を通じて答えは変わるものだと思っているので、明確な答えはこれからも持てないです。
 
そして、私だけでなく、これまで6,000人以上の方との面談を通じて、私と同じように「働く」ことに悩み、迷い、葛藤している人がたくさんいることも実感しています。
 
また、人材ビジネスの営業では、「働く」人だけではなく、雇用する企業も職場環境づくりや人事制度について悩んでいることを知りました。
 

その後、私自身が企業人事として働いた時には、実際に職場環境づくりの難しさに直面し、人事制度を作る大変さも経験しました。

正直、企業の立場で職場環境や人事制度に向き合うことは、想像以上に課題が山積みで、実際にその立場に立たなければ理解できないことばかりでした。

企業としての立場を経験できたことで、キャリアコンサルタントしての視野も広がったと感じています。

▲「健康」を意識した中で一番力を入れたのは食事の改善です。玄米と酵素を意識して摂るようにし、早食いを改善すべくよく噛んで食べるよう意識して食べるようにしました。

ワークライフミックスが心地よい

波の大きかった30代を経た今、私には3つの願望があります。

  • 「何か役に立てる存在でいたい」という根っこの想いを叶えられるのが、私にとっては働くことなので、これからもずっと働き続けたい。
  • 「健康はすべてではないけれど、健康を失うとすべてを失う」と、何回も聞いた言葉の意味をリアルに体感もできたので、健康も意識した生活を送りたい。
  • 家族との時間も持ちたいし、趣味もとことん楽しみたい。

40代はこの3つの願望を叶えていけるような生活を送りたいと考えています。

きっとまた願望は変わっていくと思いますが、その都度自分と真剣に対話して、「どんな人生を送りたいのか?」と自分に聞きたいと思います。

そして明確にひとつ、30代の私が教えてくれたことがあります。

それは、「私は、ワークとライフは切り離せない」ということ。

あくまでも私の場合になりますが、「家に帰ったら仕事のことは考えない方がいいよ」と言われても、お風呂に入りながらの方が仕事のアイディアが浮かびやすいですし、料理を作りながら課題の解決策が浮かぶことも多いです。

業務時間は仕事に集中するのはもちろんのことですが、例えば移動中に「ここのカフェ今度行ってみたい」とか、商談中に趣味の話で盛り上がって、気持ちが趣味に向いてしまうこともあります。

キャリアに関する仕事を始める前は、「オン・オフ」を切り替えたいという話を聞いた時、「オン・オフ」が「仕事・私生活」を指していると理解するまで時間がかかったこともあります。

私にとっての「オン・オフ」は「起きている・寝ているorだらけている」で、「オン」には、仕事も私生活も含まれるので、話がかみ合いませんでした。

ワークライフバランスも、30代のほとどんどが明らかに「ワーク」の比重が大きく、それが楽しくて仕方なかったので、「ライフ」とのバランスを取るほうがストレスで、しっくりこなかったことを覚えています。

健康重視で「ワーク」の比重を小さくしても、身体は休めながらも頭は「ワーク」でいっぱいだったので、バランスって何?という状況でした。

結局、働く私もプライベートの私も、私なのです。

なので、私はワークライフバランスよりも、ワークライフミックスが心地よく感じています。

ミックスしたら何か新しいものが生まれそうで、わくわくしませんか?

私はとてもわくわくするので、これからも実践しながら、このブログでもワークライフミックスについて取り上げていきます。

ワークライフミックスっていいねって共感してくれる人がいたら、ぜひ語り合いたいです。