「キャリアトランプ」だからこそ消えた心の枠

キャリアコンサルタントをはじめとするキャリア系の資格を保持するためには、どの資格も継続学習が必要です。

キャリア系の継続学習は幅広いテーマがありますが、私は、自己分析やキャリアの棚卸、これからの未来を考えるといったワークができるもの中心に学んできました。

このようなワークは、自分の心を整理したり、やりたいことを明確にできるので、定期的に自分自身と向き合う時間が取れるからです。

現在、継続学習をはじめて13年目を迎えましたが、実は6年目を迎えたころに、あることに気付きました。

それは、自分自身と向き合うはずのワークなのに、自分自身というよりは、その時求められているであろう回答を選んで答えているだけだったということです。

先日投稿した「キャリアコンサルタント・宮治の自分史 Vol.1【誕生~小学生編】」でご紹介した大長縄の経験とも重なりますが、自分の気持ちに素直に向き合うことよりも「期待に応えたい」「がっかりさせたくない」という想いが勝っていたのです。

「なぜだろう?」と自己対話をした結果、私なりの答えがみつかりました。

それは、「心の枠」の存在でした。

私は、「マジメ」とか「しっかり者」と言われることが多いのですが、実はスーパー天然でおっちょこちょいです。

なので、天然っぷりを発揮したり、おっちょこちょいな一面を出した時、ものすごくガッカリされることがあります。

もちろん、天然でおっちょこちょいの私を受け入れてくれる方も多く、本当にありがたい限りなのですが、10人に1人は、露骨にガッカリした表情をされます。

私は、この表情を見ると、全身から力が抜けて心が無になり、言葉も出ず、しばらく動けなくなってしまいます。

この状況は本当に苦しいので、天然でおっちょこちょいの私が出てこないように「心の枠」を作って、自分を守って生きてきたんだなと思いました。

だからこそ、自分自身と向き合うワークに取り組んでも、「心の枠」は消えることはなく、求められているであろう回答を選んで答えていたのだと分かりました。

こうしてみつけた「心の枠」ですが、枠があったとしても、枠の中で私は私ですし、枠があるからこそ、優等生に見えたり、高評価をいただけたことも多く、枠に感謝していることもあります。

ただ、やっぱりどこか心がモヤっとしていたり、ぶれたりすることも多く、まわりからは「しっかりしているね」とばかり言われてきましたが、実は7年近く、もがいて、もがいて、もがいていました。

ガンコな「心の枠」が自然と消えた

元々学ぶことが大好きなので、キャリアコンサルタントの継続学習のほかにも、色々な学びをしてきました。

「陽転思考」「NLP」「心理学」「コーチング」「宝地図」「フューチャーマッピング」「ジーニアスコード」「カラーセラピー」…と盛りだくさんです。

「心の枠」の存在に気付いてからは、この枠が消えることを期待しながら学んだものもあります。

ただ、私の「心の枠」は相当ガンコなようで、完全に消えることはありませんでした。

それでも、学ぶことで素敵なご縁が広がったり、学んだことを現場で実践することで、プラスの効果が生まれることも数えきれず。

何より新しいことをできるようになることが純粋に楽しかったです。

学びを通して、「心の枠」は消えることはありませんでしたが、『私の「心の枠」ってガンコだな』と俯瞰して冷静に分析できるようになってきて、気持ちが軽くなっていきました。

そして、学びを自分なりに現場で実践して吸収してきたので、今度はそれを還元していくことに集中しようと決めたのですが、私にはどうしてもひとつ学んでみたいことが残っていました。

それは「キャリアトランプ」です。

「キャリアトランプ」とは、認知言語学を応用して、人の認知と行動を変化させるカード型の支援ツールです。

「トランプのようにゲーム感覚で人材育成やキャリア支援ができるツールが使えるようになったら楽しいだろうな」と気になっていたのと、私が学んできた陽転思考やNLPも親和性が高いツールかも?という直感で、思い切って大阪に学びに行ってきました。

弾丸的でアレンジした学びでしたが、結果的に大正解!

今回は、「キャリアトランプ」を活用したファシリテーションができるようになるための学びですが、受講生としても「キャリアトランプ」のワークをに参加できたのが大収穫でした。

2日間で6回ほど受講生としてワークに参加したのですが、そこには、回数を重ねるたびに、今まで話したことがないような話題をペラペラ話している自分がいたのです。

全員初対面、信頼関係も気づけていない状態で、いつもなら思いっきり「心の枠」の中にいるはずなのに、ワークが終わった後に振り返ると、「心の枠」って何だったっけ?と思うくらい、自分の想いが自然とあふれていることに気づきました。

▲受講生として参加した時の私。夢中だったのであんまり記憶がないのですが、とにかく楽しかったのと、心が軽くなる瞬間が何度もあったことはしっかり覚えています。

感情が変わると行動も変わる

「キャリアトランプ」のワークは、ワークというよりもゲームなので、かしこまることなく、楽しみながら自己分析やキャリアデザインに組めるものばかりです。

ルールもシンプルで分かりやすく、肩肘張らずに集中してゲームに取り組めます。

だからこそ、私も「心の枠」で自分を守る必要もなく、素の自分で「キャリトランプ」を楽しめたと感じています。

今回、特に印象深かったのが、グループ発表の時間に「感情が変わると行動も変わる」なのか「行動が変わると感情が変わる」なのかというテーマです。

小学6年生の大長縄の経験から「感情が変わると行動も変わる」ことを知り、人の感情に興味を持ったのですが、社会人になってからは、感情がどうであれ、やるべきことはやらなければいけないという想いが強く、「行動が変われば感情も変わる」をモットーに生きてきました。

「楽しく過ごしたなら、楽しくなくても笑う」そうすれば、「楽しくなってくる」という行動にフォーカスするのです。

でも、これって結構しんどいなって思うこともあったんです。

本当にしんどい時も無理にでも笑い続ければ、いつか楽しくなるかもしれないけれど、そのいつかって、いつくるのかなと思うこともたくさんありましたし、行動しようと思っても身体がついてこない時もありました。

行動することはもちろん大切だと思っていますが、もっともっと自分の感情に向き合って生きていきたいなと思ったら、行動しなければという知らず知らずの呪縛から解放された気がして、「心の枠」を感じなくなりました。

「感情が変われば行動も変わる」というテーマについては、「キャリアトランプ」のテーマでもあるので、これからもっともっと深めていきます。

▲こちらはファシリテーターをしている時です。カードが心に語りかけてくる、そんな瞬間が何度も起きるのが「キャリアトランプ」です。

誰かの一歩踏み出すきっかけになる

高校時代、中学受験の燃え尽き症候群だった私は、ある先生から一歩踏み出すきっかけをいただきました。

それ以来、「私も先生のような存在になる!」と心に決め、「誰かの一歩踏み出すきっかけになる」ことが私の軸になりました。

「どうしたら先生のような存在になれるのか。」

その答えを私は学びを通して視野を広げ、現場で実践することで検証しながら答えをみつけようともがく日々。

正直、今も明確な答えは出ていませんが、多くの学びと現場での実践がミックスされて、自分の中で、人材育成やキャリアに関することが体系化されてきています。

本当は、それをオリジナルでコンテンツ化したりツールを作ってして活用していくことで、「一歩踏み出すきっかけ」になりたいと考えていましたが、それに時間をかけるよりも、すでにある素晴らしいツールを活用させてもらい、ひとりでも多くの方が一歩踏み出せるような場を作っていきたいと思うようになりました。

オリジナルじゃないと意味がないという方も多いですし、私自身もオリジナルにこだわって、2年くらい動けずにいたのですが、その時間がもったいないと気づいたのです。

同じツールを使っても使う人によって個性が出ますし、その個性を大切にしていけば、必ずしもオリジナルである必要はないと吹っ切れました。

「誰かの一歩踏み出すきっかけになる」

このためのツールのひとつとして、私は私の「心の枠」を消してくれた「キャリアトランプ」を活用すると決めました。

▲「キャリアトランプファシリテーター」の認定証とピンバッチをいただきました。1月末には、名古屋で「メンタリング」と「ダイバーシティー・ナビゲーター」の勉強もしてきます。

キャリアトランプのワークショップをやります

ということで、「キャリアトランプ」のワークショップをどんどんやっていきます。

詳細が決まり次第、当ブログにてご案内しますので、ぜひチェックしていただけると嬉しいです。

また、「キャリアトランプ」を活用した企業研修や学内研修のリクエストもお受けしております。

自己受容やキャリアデザイン、リジリエンスなど、研修テーマは柔軟にアレンジ可能ですので、ぜひ、お気軽にご相談ください。(当事務所への研修・セミナーへのご依頼はこちらをご参照ください。)